NYの高層ビル外側にガラス張りエレベーター 10月オープン
(CNN) 米ニューヨーク・マンハッタンの高層ビル「ワン・バンダービルト」の最上部に今年10月、展望フロアとガラス張りのエレベーターが登場する。
全面ガラス張りのエレベーターはビルの外側に設けられ、地上369メートルの高さまで上昇する。
さらに大きなスリルを求める人は、高さ324メートルのビル側面から張り出すガラス張りのボックス「レビテーション」に入り、空中に浮かぶ感覚を楽しむことができる。
ビル側面から張り出すガラス張りのボックス「レビテーション」でもスリルを味わえる/Courtesy SL Green Realty Corp.
同ビルの高さは427メートルで、市内第4位。エレベーターとボックスにつながるのは、ビルの最上部4階分を使った6000平方メートルあまりの娯楽エリアと展望デッキだ。
この施設は「サミット・ワン・バンダービルト」と呼ばれ、カフェやテラス・バー、食べ物の屋台、さらにビル上の屋外に設けられる庭園としては世界一の高さを誇る「草原」もお目見えする。
「サミット・ワン・バンダービルト」にはカフェやテラス・バーなどが設置される/Courtesy SL Green Realty Corp.
ニューヨーク市の観光業界は新型コロナウイルス感染拡大で大きな打撃を受け、来訪者の数は2019年の6660万人から昨年は2230万人まで落ち込んだ。
デブラシオ市長は最近、3000万ドル(約33億円)規模の観光振興策を発表したばかり。サミット・ワン・バンダービルトは復興のけん引役を果たすことが期待される。