ホワイトハウス、正副大統領夫妻の納税申告を公表

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バイデン大統領夫妻の納税申告が公表された/Evan Vucci/AP

バイデン大統領夫妻の納税申告が公表された/Evan Vucci/AP

(CNN) 米ホワイトハウスは17日、バイデン大統領夫妻とハリス副大統領夫妻の2020年分の納税申告を公表した。

それによると、バイデン氏とジル夫人が申告した所得は計60万7336ドル(約6630万円)。これに基づく連邦所得税15万7414ドルに対して16万2063ドルを納め、4649ドルの還付を受けた。税率は実質25.9%だった。

夫妻が昨年9月に公開した19年の所得は98万5000ドルだったが、20年はバイデン氏が大統領選に専念したため講演料や原稿料、ペンシルベニア大学教授としての収入がなく、大幅に減少した。

ハリス氏と夫ダグ・エムホフ氏の20年の所得は169万5225ドル、連邦所得税額は62万1893ドル。申告時までに納付したのは58万7404ドルで、3万4489ドルの追徴課税が発生した。

納税申告の公表は歴代大統領の慣例となっていたが、トランプ前大統領は在任中、一度も開示に応じなかった。

ホワイトハウスのサキ報道官は記者団に「すべての大統領が当然応じるべき公表を今後も続ける」と語り、トランプ氏を暗に批判した。

米国の納税申告の期限は4月15日だったが、内国歳入庁(IRS)は新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、5月17日まで延長していた。

この日は同時に、政府倫理局(OGE)がバイデン、ハリス両夫妻の投資や収入、負債などの内訳を示す資産報告書も公表した。

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