バイデン米大統領、イスラエル首相と会談 衝突の早期終結に期待

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アフガニスタンからの米軍撤退について語るバイデン米大統領=4月14日、米ホワイトハウス条約室/Andrew Harnik/Pool/Getty Images

アフガニスタンからの米軍撤退について語るバイデン米大統領=4月14日、米ホワイトハウス条約室/Andrew Harnik/Pool/Getty Images

ワシントン(CNN) 米国のバイデン大統領は12日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談した。バイデン氏は、イスラエルとパレスチナとの間で起きている衝突について、早期に終結するとの期待を示した。

バイデン氏はホワイトハウスで、「わたしの期待と希望は衝突がすぐにでも終わることだ」としながらも、「イスラエルには領土に数千発のロケット弾が飛来したときに自衛する権利がある」と述べた。

バイデン氏はパレスチナ人については言及しなかった。バイデン氏は今週に入り、共和党だけでなく民主党からも圧力を受けていた。共和党はイスラエルに対する、より断固とした支持を求めている。一方、民主党内の進歩派はバイデン氏が外交政策の前面に人権を掲げることを約束していることから、こうした姿勢をパレスチナの人々にも拡大することを期待している。

イスラエルのエルダン駐米大使は12日午後、CNNの取材に対し、バイデン大統領のイスラエルの自衛権や安全、イスラエルの人々の治安に関する力強い発言を聞けてうれしいと述べた。

バイデン氏は大統領就任時には米国の外交政策の軸足を中東から、中国やロシア、サイバー空間といったより現代的な分野へ移すと期待していた。しかし、イスラエルとパレスチナとの間でここ数年で最も激しい衝突が起こり、バイデン氏は中東地域で長く続く紛争に引き戻された形だ。

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