相次ぐ暴行被害、空港職員にかみついた乗客も TSAが乗員の護身術講習
事件を起こした乗客はいずれも、TSAの保安基準違反で1万3910ドル以下の罰金が科せられるという。
米国ではワクチン接種が進む中、旅行者の数が増えている。20日に全米の空港の保安検査を通過した旅行者は210万人を超え、2020年3月7日以来、最多となった。
客室乗務員に対する暴行も相次いでいることから、TSAは客室乗務員の自主参加による護身術講習を7月初旬から再開する。
米連邦航空局(FAA)によると、機内で暴れる乗客についての報告は、今年に入ってこれまでに3082件に上る。パンデミック前の19年に寄せられた報告は1年間でわずか146件だった。