シンガポールの3閣僚、「ウィズコロナ」への政策転換を提案

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今後は毎日の感染者の集計をやめ、大規模な集まりなども認める方針を検討する

今後は毎日の感染者の集計をやめ、大規模な集まりなども認める方針を検討する

検査は大規模なイベントの前や海外からの帰国時など、特定の状況に限って実施する。その際、PCR検査よりも速くて手軽な検査法を導入する。およそ1~2分間で結果が出る呼気検査法の採用も検討しているという。

同時に効果的な治療法の開発も進むだろうと、閣僚らは指摘する。

ワクチンと検査、治療薬に加え、市民一人ひとりの衛生習慣や、体調の悪い時は人ごみを避けるなどの心がけも求められる。

結果として、新型ウイルスに感染した患者への対応は近い将来、大きく変わることが予想されるという。

シンガポールは厳しい国境管理や行動制限により、感染拡大を抑えた成功例のひとつとされてきた。人口570万人の同国で、1日当たりの感染者はこの1カ月間、平均18人前後。これまでに報告された死者は36人にとどまっている。

アジアのもうひとつのビジネス拠点、香港も大規模な感染拡大を免れてきたが、シンガポールと違ってワクチンへの抵抗感が強く、これまでに接種が完了した住民は全体の21%にとどまっている。香港当局はほかの数カ国・地域と同様に「感染ゼロ」を目指す政策を取り、変異株が広がる英国からの旅客機乗り入れを7月1日から禁止すると発表した。

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