海に浮かぶ「超高層ビル」 スーパーヨットのコンセプト公開
(CNN) 巨大なスーパーヨットは長い間、「浮いている超高層ビル」というあだ名が付けられてきた。しかし、設計事務所のロドリゲス・デザインが発表した新しい革新的なコンセプトはその考えを全く新たな水準に引き上げた。
「マレーナ」は超高層マンションの様式でデザインされており、対称に作られた巨大な建造物はデッキの両サイドと中央部に沿って延びたバルコニーで構成されている。
このスーパーヨットは鋼とアルミニウムで作られ、船外での生活を促すための広大な外部空間や、海へ簡単に出られるようになる油圧式のスイミング用プラットフォームを備える予定だ。
マリーナの構想図。中央部にバルコニーを配置/Rodriguez Design
ロドリゲス・デザインの創業者で設計者のジョシュ・ロドリゲスさんは、マレーナの開発に向けてさまざまな種類の建築物からひらめきを得たと語り、より伝統的なヨットの設計よりは「建築学的なアプローチ」を取ったと述べた。
「我々は船体横のバルコニーで巨大で豪華な超高層ビルにいるような感覚を生み出したかった。ヨットが着岸していても係留されていてもいつでも、街には新たな超高層ビルの輪郭が加わる」(ロドリゲスさん)