米グランドキャニオンの「侮蔑的」エリア名、先住民への配慮で変更

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グランドキャニオン国立公園にあるエリアの名前「インディアン・ガーデン」が変更された/Sharon Keating/Adobe Stock

グランドキャニオン国立公園にあるエリアの名前「インディアン・ガーデン」が変更された/Sharon Keating/Adobe Stock

(CNN) 米アリゾナ州のグランドキャニオン国立公園内にあるエリアの名前「インディアン・ガーデン」が、先住民に対して侮蔑的との理由で変更された。

このエリアは園内のハイキングコース「ブライト・エンジェル・トレイル」の途中にある。

新しい名前は「ハバスパイ・ガーデンズ」。かつて何世代にもわたってこの地に住んでいた先住民、ハバスパイ族に由来する。同部族は1926年、国立公園指定に先立って移転を強いられた。

公園側のチームはハバスパイ族の団体と共同で名称変更に取り組んだという。

今月はちょうど米先住民の文化遺産月間にあたり、現地ではすでに看板や標識を取り換える作業が始まっている。来年春には改めて落成式典が開かれる予定だ。

北米ではこのほかにも昨年、カリフォルニア州のスキー場「スコーバレー・アルパイン・メドウズ」に先住民女性の差別的な呼び名「スコー」が入っているのを改めるため、名称が「パリセーズ・タホ」に変更された。

カナダのジャスパー国立公園では今年、宿泊施設の「ポカホンタス・キャビンズ」が「ミエッテ・マウンテン・キャビンズ」に名称変更した。

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