コックピット内でコーヒー、操縦士2人に飛行停止処分 インド格安航空

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コーヒーや菓子が操縦レバーのすぐ近くに置かれた様子をとらえた写真/@Mohan_Rngnathan/Twitter

コーヒーや菓子が操縦レバーのすぐ近くに置かれた様子をとらえた写真/@Mohan_Rngnathan/Twitter

(CNN) インド格安航空スパイスジェットはこのほど、コックピット内でコーヒーや菓子の飲食を行ったとして、操縦士2人に飛行停止処分を科した。

コックピット内を捉えた写真には、航空会社のロゴが入った蓋(ふた)なしのコップが操縦レバー付近に置かれている様子が写っている。写真の浮上を受け、インドの航空業界やインターネット上では怒りの声が上がった。

操縦士2人は、ヒンドゥー教の祭り「ホーリー」で食べられることが多い甘い揚げ菓子「グジヤ」も手にしていた。今年のホーリーは3月8日。

スパイスジェットの広報担当は17日、CNNに対し、操縦士2人とも調査が終わるまでシフトから外されたと説明した。

「スパイスジェットではコックピット内での食事に関して厳格な方針を定めており、全乗務員が順守している。調査が完了次第、適切な処分が下される」としている。

引退したパイロットで、インドの航空会社インディゴの元運航責任者であるシャクティ・ルンバ氏はCNNに「全くもって不可解な行動だ。操縦士は全員、コックピット内で液体がこぼれる危険性について認識している」とコメント。大半の会社の規則や航空規則では、中央コンソールに飲食物を置くのを禁止していると指摘した。

コンソールの下には航空機の制御に欠かせない電気配線が広がっており、その上に熱い飲み物をこぼせば、技術装置の過熱やシステムの停止を招く可能性がある。

スパイスジェットでは昨年相次ぎ問題が発生し、航空規制当局が複数回にわたって調査を実施する事態となっていた。

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