インドの寺院にゾウの実物大ロボット、宗教行事に伴う虐待防止に期待

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設置されたゾウのロボット=2月26日、インド南部の寺院/PETA India

設置されたゾウのロボット=2月26日、インド南部の寺院/PETA India

(CNN) インド南部ケララ州で、本物のゾウに代わって実物大のゾウのロボットが寺院の儀式に登場する。儀式に使われる動物については虐待の懸念が指摘されていた。

体高3.2メートルの実物大ロボットは、動物保護団体のPETAインド支部が寄贈した。同団体は発表の中で、これで動物虐待を伴わず、安全に儀式ができるとアピールしている。

PETAインド支部によると、インドで飼育されてるゾウのほとんどは、不法に飼育されたり許可なく別の州に派遣されたりしているという。

ゾウたちは金属製のかぎ針が付いた凶器で殴られるなど、過酷な扱いを受けているとPETAは指摘。長時間にわたってコンクリートに縛り付けられ、足に痛々しいけがを負っているゾウも多いという。

適切な量の餌や水を与えられないゾウや、獣医師の手当てを受けられないゾウは、暴れたり、脱走しようとしたりすることもある。結果として動物や人を傷つけたり、器物を損壊したりしてしまうとPETAは言い添えた。

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