米カリフォルニア州のスキー場、夏まで営業延長 豪雪の影響で
(CNN) 米カリフォルニア州にある複数のスキー場が、今年は営業期間を夏まで延長することになった。この冬の記録的な豪雪で、十分な積雪量が確保できたとの判断からだ。
同州マンモスマウンテンのスキー場は先週、少なくとも7月末までは営業すると発表した。
広報部門の責任者はCNNへのメールで、これだけ早い時期にこれほどの延長を発表するのは初めてだと述べた。
同スキー場での今シーズンの積雪量は、2010年に記録した観測史上最大の約17メートルまであと約13センチに迫ったという。
同責任者は「コンディションの許す限りリフトの運行を続けることが目標。今年はきっと8月に入るまでいける」「春山も真冬並みで、かつてない良好なコンディションになる」との見通しを示した。
同州のパリセーズ・タホ・スキー場も23日、一部のゲレンデで7月初めの独立記念日の連休まで営業を続けると発表した。タホ湖でもこの冬、史上2位の積雪量を記録したためだという。
カリフォルニア州は数年間に及んだ歴史的な干ばつの後、上空に大量の水蒸気が流れ込む「大気の川」と呼ばれる現象で激しい雨や雪に見舞われている。水不足が解決する一方、一部で洪水や土砂崩れが起きている。
米海洋大気庁(NOAA)は西海岸一帯の雨と雪について、来月には収まると予想している。