プロポーカー選手、エアタグで紛失荷物を追跡 生放送で航空会社批判
(CNN) 飛行機に乗る際に預けた手荷物が、目的地の空港のベルトコンベアに出てこない時にどうするか。
かつては心の中で悲鳴を上げた後、航空会社が荷物を発見し送り届けてくれることを期待して、航空会社に紛失を報告するくらいしかできなかった。
しかし、ここ数年は、乗客が自分の荷物を追跡して、その所在を航空会社に知らせることにより、荷物の捜索に積極的に関与するケースが増えている。
ここで質問。預けた荷物がベルトコンベアに出てこなかったが、その荷物がロンドン・ヒースロー空港の第4ターミナルにあることが分かっている場合はどうなるか。
スティーブ・オドワイヤー氏の場合、その答えは「全く何も起こらなかった」
紛失したオドワイヤー氏の手荷物は、オドワイヤー氏がパナマに向かう途中、ヒースロー空港で乗り継ぎを行った1月21日以来、同空港にあった。
荷物にGPS追跡装置(アップル・エアタグ)を入れておいたおかげで、オドワイヤー氏は荷物が13日前からヒースロー空港にあるという証拠を握っていた。
ただ残念なことに、オドワイヤー氏が航空券を予約したドイツのルフトハンザ航空は、その13日間、オドワイヤー氏の荷物を取り戻すための努力はしていなかったようだ。
切羽詰まったオドワイヤー氏は、全く関係のないテレビの生放送で、預けた荷物を返却しなかったルフトハンザを痛烈に批判した。
シンプルな旅のはずが・・・
オドワイヤー氏は、プロのポーカープレーヤーで、2016年には世界のポーカープレーヤーをランク付けするグローバル・ポーカー・インデックス(GPI)で1位にランクされ、現在、世界の歴代ポーカー賞金ランキングで14位に付けている。
アイルランド在住のオドワイヤー氏は1月21日、恋人のエリザベス・ウェルズさんとともに、ポーカーのトーナメントが開催されるバハマに向かっていた。