米動物園がキーウィ触れ合い動画、国鳥の待遇にニュージーランド国民憤り
保護団体によると、ニュージーランドに生息するキーウィの個体数は、かつての約1200万羽から6万8000羽程度にまで激減している。
ネット上では間もなく「虐待されたキーウィを救おう」と呼びかける署名運動が開始され、数千の署名が集まった。
この運動はニュージーランド政府の目にも留まり、自然保護局が「米動物園・水族館協会と協議して、飼育や扱いに関する懸念に対応する」とツイートした。
批判を受けてマイアミ動物園は謝罪声明を発表し、キーウィとの触れ合いを直ちに中止すると表明。常に隠れる場所があり、自然の本能に配慮した飼育舎の建設計画を進めると約束した。
パオラ窮状のニュースはニュージーランドのクリス・ヒプキンス首相にまで届いた。ヒプキンス首相は「国民は海外にいる我が国の国鳥を誇りとし、キーウィが虐待されていれば行動を起こす」と記者団にコメントしている。