暴風の中で着陸、滑走路上で激しく揺れる機体 中継者絶叫 英ヒースロー空港

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

暴風の中で着陸、激しく揺れる機体 英ヒースロー空港

(CNN) 英国とアイルランドを27~28日にかけて襲った暴風雨のために、空の便の運航に大きな影響が出ている。英ヒースロー空港では発着便に大幅な遅れが出たほか、マンチェスターやグラスゴーなど各地の空港でも欠航が相次いだ。

無事に出発できた便も、暴風の中で困難な着陸を強いられた。

27日にはヒースロー空港で、米ロサンゼルスから到着したアメリカン航空のボーイング777型機が、滑走路に着陸しようとして突風にあおられる様子が撮影された。

同機は高度を下げながら左右に揺れ、左に傾いたかと思うと滑走路の上で大きく跳ねたように見えたが、無事に着陸して減速した。

この映像は、世界中の空港で航空機の着陸をライブ中継している「ビッグ・ジェットTV」のジェリー・ダイアーさんが撮影した。

英国とアイルランドでは27日に200件以上の暴風や突風が報告され、竜巻と思われる目撃情報もあった。28日早朝にかけてもアイルランド南東部や英国西部から中部に暴風警報が出されていた。

熱狂的な解説で知られるダイアーさんは、アメリカン航空機の着陸を実況しながら翼の周りに空気の「渦」が発生していると伝え、滑走路に近付いた機体が前後左右に大きく揺れると「オー、オー、ストップ、ストップ」と絶叫。「なぜ着陸を中止しなかったのか全然分からない」とコメントしていた。

同機は悪天候の中でも、わずか1分遅れで27日午前11時41分に無事到着。約2時間後には再び飛び立って米ダラスへ向かった。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「英国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]