巨大化するクルーズ船、2000年以降でサイズ倍に 環境団体が警鐘

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クルーズ船「ディズニーワンダー」と「カーニバルファンタジー」=2004年/Bruce Weaver/AFP/Getty Images
クルーズ船「ディズニーワンダー」と「カーニバルファンタジー」=2004年/Bruce Weaver/AFP/Getty Images

T&Eによると、クルーズ船の数は70年の21隻から現在の515隻に20倍も増加しているという。

総トン数13万7276トンを誇るロイヤルカリビアンの「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」は99年の就航時、世界最大のクルーズ船だった。 

同じくロイヤルカリビアンが手掛ける全長365メートル、総トン数24万8663トンの「アイコン・オブ・ザ・シーズ」は七つのプールや記録的な広さのウォ―ターパークを擁し、今年1月の就航時点で世界最大のクルーズ船となっている。

だが、T&Eの報告書によれば、クルーズ船業界の近年のこうした成長スピードには代償が伴う。

報告書は、2022年のクルーズ船の二酸化炭素(CO2)排出量は19年に比べ20%近く増加したと指摘。国際海事機関(IMO)によると、クルーズ船やその他の船舶は世界の毎年の温暖化ガス排出量の3%近くを占めているとみられる。

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