世界最大規模の宗教行事始まる、参加者は驚異の4億人 インド
600万人が住むプラヤーグラージでは今年のクンブメーラの開催にあたって訪問者に対応する施設を建設するため、数年に及ぶ計画を策定し、何百万ドルもの費用を投入。約16万張りのテント、15万個のトイレ、長さ1249キロの飲料水パイプラインがサッカー場7500個分に相当する4000ヘクタールの仮設テント村に設置された。
巡礼者が同市内に集結した13年には、鉄道駅に群衆が押し寄せ、数十人が死傷した。インドの宗教行事でこのような事故が起きることは珍しくなく、混雑規制や安全対策の不十分さが浮き彫りになることも多い。
当局によると、プラヤーグラージでは今年、訪問者を保護するための追加の安全措置が講じられ、市内の検問所には1000人以上の警察官が配置されるなどしている。
多数の巡礼者が鉄道で訪れることが予想されるため、当局は特別列車3000本と列車1万3100本を増発した。
ウッタルプラデシュ州政府によると、交通の利便性を高めるため、14本の高架道路とアンダーパス、11本の道路、7000台のバス、30本の舟橋なども追加されたという。
クンブメーラは2月26日まで続く。