空港の手荷物検査でワニの頭蓋骨見つかる、男逮捕 印ニューデリー

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インド首都の空港の手荷物検査でワニの頭蓋骨が見つかった/Delhi Customs/X

インド首都の空港の手荷物検査でワニの頭蓋骨が見つかった/Delhi Customs/X

(CNN) インドの首都ニューデリーの空港でこのほど、手荷物の中からワニの頭蓋骨(ずがいこつ)が見つかったとしてカナダ人の男が逮捕された。

当局は32歳の男の氏名を公表していない。男はカナダ行きの飛行機に乗る前の手荷物検査で呼び止められた。

男は手荷物の中にワニの頭蓋骨を所持。地元の税関が9日にX(旧ツイッター)上の声明で明らかにしたところによると、頭蓋骨には鋭い歯があり、子どものクロコダイルの顎(あご)に似ているという。重さは約777グラムで、クリーム色の布に包まれていた。

声明では当該の種について、インドの野生動物保護法で保護されていると指摘。男は同法とインドの関税法に違反しているとした。

頭蓋骨は森林及び野生動物を扱う公的機関に引き渡された。この後研究室で検査するという。

税関は今回の事案について、野生動物と関税の法に対する違反行為の深刻さを浮き彫りにすると強調。関係機関が連携して保護動物にまつわる品目の密輸を防ぐことが極めて重要だとの認識を示した。

野生動物の取り引きを追跡する非政府組織(NGO)、TRAFFICの2022年の報告によると、インドの航空部門の急拡大に伴い、空港を悪用して野生動物を密輸するケースも増えているという。

11年から20年にかけて、インド国内の空港では野生動物146種が絡む押収が計141件報告された。このうち最も多かったのはワニやトカゲ、ヘビ、リクガメなどの爬虫(はちゅう)類で、全体の46%を占めたという。

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