フランシスコ教皇の葬儀とコンクラーベ、大混雑のローマを訪れるには
(CNN) 21日に死去したローマ教皇フランシスコの葬儀が26日に営まれる。イタリアのローマには教皇をしのんで世界中から信者らが詰めかける見通しだ。
フランシスコ教皇は比較的リベラルな姿勢だったことから、世界で約14億人のカトリック信者に加えて、信者以外の人も追悼したいと思うかもしれない。
イタリアを訪れる外国人旅行者はただでさえ過去最高を記録している。しかもバチカン聖年にあたる今年のローマは例年以上の混雑が予想され、普段の観光客(昨年1年間の推定で3730万人)に加えて推定3200万人を超す巡礼者が訪れる見通し。
現地の観光業者は、フランシスコ教皇の葬儀を取材する報道陣の数は前ローマ教皇ベネディクト16世の時を大幅に上回ると予想する。ただ、一般の信者らの数はベネディクトの時と同程度になる見通しだという。
教皇の死後2~3週間の間に行われるコンクラーベ(次の教皇を決める選出会議)でも、ローマに大勢の人が集まると予想される。コンクラーベの日程はまだ発表されていない。
フランシスコ教皇の葬儀は現地時間の26日午前10時からサンピエトロ広場で営まれる。広場は一般に公開され、チケットも不要だが、相当の大行列が予想される。
ローマは著しい混雑が予想され、サンピエトロ広場周辺のホテルは、聖年のため既に年内はほぼ満室になっている。
ホテルの多くは宿泊料を値上げしているが、予約サイトで22日にチェックしたところ、バチカンまで地下鉄で行けるテルミニ駅周辺で、23日~26日の3泊で500ユーロ(約8万円)前後という二つ星や三つ星のホテルもあった。