米ロスの住宅地に小型機墜落、搭乗の1人死亡 住民に被害なし
(CNN) 米連邦航空局(FAA)は11日、ロサンゼルス市西部の住宅地に小型の単発エンジン機が墜落、乗っていた1人が死亡したと発表した。搭乗者の総数は今のところわかっていない。地上で住民らが事故に巻き込まれたとの報告もない。
ロサンゼルス市の消防当局者は、死傷者はほかにおらず、墜落後に起きた火災で付近の民家に被害もなかったと述べた。
CNN系列局は、翼など墜落機の残がいの大半が道路の中央部にみられ、消防隊が消火作業を続ける上空からの映像を放映した。同機は墜落後、一度樹木に衝突したとみられる。民家などに直接衝突した形跡はない。
西太平洋地区を統括するFAA当局者によると、事故機は現地時間の11日午後6時10分ごろ、サンタモニカ空港を離陸直後、非常事態が起きたと連絡してきた。非常事態の内容はわかっていない。
同機はこの後、サンタモニカ空港から約4.8キロ離れたロサンゼルス西部の住宅地に墜落した。現場から数キロ離れたところにはカリフォルニア大学ロサンゼルス校があった。
FAAによると、墜落機はサンタモニカの住民名で登録されていた。米国家運輸安全委員会(NTSB)がFAAの協力を得ながら、事故の原因調査を進める。