米国で西ナイル熱の感染拡大 死者66人、患者1500人超に
(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は29日、西ナイル熱ウイルス感染による今年の死者が66人に上り、患者数は1590人に増えたと発表した。米国で1999年に西ナイル熱ウイルスが見つかって以来、8月4週目までの数字としては過去最多となる。
このうち約半数はテキサス州で感染しており、同州の患者数は894人、死者は34人となっている。州衛生局によれば、感染者はさらに増える見通しで、40人の死者を出した2003年を上回ることが予想される。
これまでに48州で西ナイル熱ウイルスが確認され、感染者は43州に広がった。特にテキサス、サウスダコタ、ミシシッピ、オクラホマ、ルイジアナ、ミシガンの6州で患者数の70%超を占める。
米国では過去にも2003年に9862件の感染が報告され、02年は感染件数4100件、死者284人に達した。