共和党ロムニー候補が指名受諾演説、米大統領選本選へ突入へ
(CNN) 米フロリダ州タンパで開かれている共和党の全国大会は最終日の30日、大統領候補に指名されたミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)が指名受諾演説を行った。11月の大統領選に向け、再選を目指す民主党のオバマ大統領との本選に突入する。
共和党は11月の大統領選挙をオバマ大統領の実績を問う国民投票と位置付けており、ロムニー氏は全米にテレビ中継された演説の中で、オバマ大統領の「失政」を痛烈に批判。「前回選挙の熱狂から4年がたち、米国民の大多数は、子どもたちのより良い未来について疑問を持つようになった。これでは約束が違う」「彼が大統領としてやってきたことは、どこか間違っていた」「その公約は、失望と分裂に取って代わられた」と強調した。
演説の後半には色とりどりの風船が上がる中、副大統領候補に指名されたポール・ライアン下院予算委員長(42)も登壇し、ロムニー氏は「もし私が米国の大統領に選ばれたら、より良い未来に向けた米国の再生に全勢力を注ぐ。今日をその未来の始まりとさせて欲しい」と呼びかけた。