オバマ大統領とロムニー氏が昼食会、米国のリーダーシップについて論議

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オバマ大統領が感謝の涙

ワシントン(CNN) オバマ米大統領と共和党の大統領候補だったミット・ロムニー氏が29日、ホワイトハウスで昼食を共にし、米国のリーダーシップなどについて話し合った。

選挙戦中は長い車列で移動していたロムニー氏だが、この日はフォードのSUV(スポーツ多目的車)「リンカーン」の助手席に乗ってホワイトハウスに到着した。

ホワイトハウスの発表によると、昼食会では主に、世界の中での米国のリーダーシップと、そのリーダーシップを将来的に維持し続けることをテーマに話し合い、「特に利益を共有する問題について今後協力する機会が訪れた場合、引き続き連絡を取り合う」と表明した。昼食会のメニューは七面鳥のチリソースと南西部風グリルドチキンサラダという内容だった。

共和党の関係者によると、昼食会は極めて友好的な雰囲気の中で、国内政策や外交政策などが話し合われたという。

両氏が顔を会わせたのは、6日の大統領選以来。昼食会は非公開で行われ、報道陣には公開されなかったが、ホワイトハウスは両氏が大統領執務室で握手する写真を公表した。

ロムニー氏は昼食会に先立ち、共和党の副大統領候補だったライアン氏とワシントン市内のホテルで会談した。ライアン氏は会談後に、「ロムニー氏と共に大統領選に臨む栄誉を得たことに感謝している。私たちの友情を大切にしたい」との談話を発表した。

米大統領選では、勝利した側が和解の意味を込め、選挙戦で激突してきた相手を招くのが長年のならわしになっている。ただし稀なケースとして、2004年の大統領選で戦ったブッシュ前大統領と民主党のケリー氏のように、電話だけで済ませた例もある。

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