9歳少女が30キロの減量成功、家族と奮闘 米
ハイディさんはブリアナさんに運動の習慣をつけさせるために、家族で取り組む必要があると考えた。より健康な食生活を心がけながら、近所の散歩道で週4回、約6.4キロの道のりを一緒に歩くことにした。本人がいやがる時も、心を鬼にして励まし続けた。
子どものための減量プログラムを研究する専門家、エリッサ・ジェラリアンさんは、肥満の子どもを抱える親の心得として「子どもがいやがる時は押し付けず、根本的な問題を一緒に考える」「運動の種類を選択させる」「動機付けのために外出などの楽しみを用意する」「不健康な食べ物は家の中から排除する」といったポイントを挙げる。
ブリアナさんは今も毎日、ハイディさんと少なくとも1時間15分のウォーキングを続けている。水泳やチアリーディング、バスケットボールのクラブにも参加し、体重は55キロまで減った。
目標体重まであと3キロ。減量のことを友だちに話すと感心されるようになった。一緒に運動して9キロの減量に成功した友だちもいる。周囲にからかわれることはなくなり、すっかり自信を取り戻した。ハイディさんは、「減量がブリアナの人生を変えた」と話している。