5歳児が誤って発砲、2歳妹死亡 誕生日プレゼントの銃で
(CNN) 米ケンタッキー州で4月30日、5歳児が誤って発砲し、2歳の妹が死亡する事故が起きた。銃は22口径のライフルで、男児は誕生日プレゼントとしてもらっていた。
同州南部バークスビルの自宅で、母親がほんの数分間家の外に出ていた間に起きた。警察は事故として捜査している。
「目を離したすきに起きたあっという間の出来事。この地域では5歳児が銃を持っているのは珍しくない。親が子どもに銃を譲り与えることがある」と州警察の広報官は述べた。
検死官によれば、亡くなったキャロライン・スパークスちゃんと男児の家族は銃を安全な場所に保管していたつもりだったが、男児がそれを持ち出して遊ぶうち、弾が発射されて妹に当たってしまったとしている。
検死官によれば銃はクリケット社製。子ども向けの安全装置がついた小型の単発式ライフルだったという。
クリケット社のウェブサイトには22口径の子ども用ライフルが3種類、掲載されている。「マイ・ファースト・ライフル」といううたい文句のもと、銃床にピンクや赤、青といった色を配したカラフルなものもある。
キャロラインちゃんと男児の祖母はCNNの系列局WLEXに対し、男児は「ただ(銃を)持ち上げただけのつもりだった」と語った。キャロラインちゃんは歌と外遊びが好きで、兄になついていたという。おじは「思いがけない事件。悲劇だ」と述べた。
米国では4月、幼い子どもによる銃の誤射事件が相次いだ。テネシー州では4歳の男児が48歳の女性を死なせたほか、ニュージャージー州では6歳の男児が4歳の友人の頭を撃って死なせた。