3女性監禁事件の容疑者を訴追、誘拐とレイプ容疑で 米
(CNN) 米オハイオ州クリーブランドの民家で女性3人が約10年間にわたり監禁されていた事件で、検察当局は8日、この民家に住む元スクールバス運転手、アリエル・カストロ容疑者(52)を誘拐とレイプの容疑で訴追したと発表した。
この事件では、アマンダ・ベリーさん(27)など3人の女性がカストロ容疑者の自宅で監禁されているのが見つかり、カストロ容疑者と兄のペドロ・カストロ容疑者(54)、弟のオニール・カストロ容疑者(50)の3人が6日に逮捕された。
しかし警察と検察の発表によれば、ペドロ、オニールの両容疑者が誘拐に関与したり、被害者がアリエル容疑者の自宅に監禁されている事実を知っていたことを示す証拠は、これまでのところ見つかっていないという。
女性3人と共に保護された6歳の子どもは、監禁されている間に生まれたベリーさんの娘であることも確認された。
娘を連れたベリーさんと、ジーナ・デヘスースさん(23)は8日、家族の待つ自宅に戻った。ベリーさんの帰宅は2003年以来、デヘスースさんは04年以来。自宅前には大勢の人が集まり、拍手と歓声で出迎えた。
もう1人の被害者のミシェル・ナイトさん(32)はまだクリーブランド市内の病院に入院しているが、健康状態は良好だという。