監禁容疑者の兄弟を単独インタビュー 「知っていたら通報した」 米
(CNN) 米オハイオ州クリーブランドの民家で女性3人が約10年間にわたり監禁されていた事件で、アリエル・カストロ容疑者(52)とともに逮捕された同容疑者の兄弟が釈放後、CNNとの単独インタビューに応じた。
警察は事件発覚直後、同容疑者の兄ペドロ・カストロ氏と弟オニール・カストロ氏を逮捕したものの、2人が犯行に関与した事実はなかったとして数日後に釈放した。両氏はインターネット上で脅迫を受け、自宅に石を投げられたり侵入されたりしたという。現在は兄弟の母親(71)らとともに、非公開の場所に身を隠している。
CNNはクリーブランド郊外で両氏にインタビューした。2人とも、女性らが無事解放されたのはありがたいことだとする一方、事件の影響には今後も悩まされるだろうと話した。
オニール氏は「知り合いは皆、私がそんな人間ではないことを知っている」「これまで人から好かれていたし、敵を作ったこともなかった。友人たちは(逮捕に)ショックを受けていた」と振り返った。ペドロ氏も「あのような犯行など私には思いつきもしなかった。弟が何をしているか知ったら、兄弟であろうとなかろうと関係なく、すぐ警察に通報していただろう」と語った。
両氏はさらに、アリエル容疑者宅を訪れる際に同容疑者から言いつけられていた「おかしなルール」などについても詳しく述べた。インタビューは13日に放映される。