8歳少女の殺人で12歳兄を逮捕 米加州
(CNN) 米カリフォルニア州の保安官事務所は11日、州北部バレースプリングスの民家で8歳少女が刺されて死亡する事件が起き、12歳の兄を殺人容疑で逮捕したと発表した。
兄は事件発覚後、報道陣などの前で「妹にさよならは言わない。また、後で会おうと言いたい」などと述べていた。また、警察に対し侵入者が自宅を離れるのを見た後、妹が刺し傷を負っているのを発見したと証言していた。妹は病院に搬送された直後、死亡していた。
殺害の経緯や犯行の動機などは不明。兄は保安官事務所の派出所で逮捕された。兄の氏名は伏せられている。
同州カラベラス郡の保安官事務所などによると、事件は今年4月27日に発生。兄妹は当時、自宅に2人きりでいたとされている。地元警察は、兄などの証言を元に容疑者の予想される容貌などを公表。身長が183センチ前後、白人もしくはヒスパニック系の男、がっしりとした体格などとしていた。
また、地域社会で登録された性犯罪歴の保持者らの事情聴取に加え、被害者の自宅や物置小屋などの捜索も行った。
事件は州都サクラメントから南東へ約97キロ離れた丘陵地帯の小さな町であるバレースプリングスの社会を揺るがしていた。少女の母親は事件を受け、交流サイト「フェイスブック」で「我々はうちひしがれている。娘はこのような仕打ちに値しない」と悲嘆していた。