オバマ大統領、竜巻被災地を視察 「私たちがついている」
オクラホマ州ムーア(CNN) オバマ米大統領は26日、オクラホマ州オクラホマシティー近郊ムーアの竜巻被災地を視察した。「全米の代表」として、被災した市民らに「私たちがついている」と語り掛けた。
オバマ大統領は現地で被害状況を確認し、地元当局者や救急隊員、学校長らの対応をたたえた。全壊した小学校の跡地では「街の復興には長い時間がかかるだろう。全国民に支援を願いたい」と述べ、米赤十字のウェブサイトを通した募金への協力を呼び掛けた。
大統領はこの後、ムーア市内の消防署を訪れて消防士らと対面した。同市の警察幹部はCNN系列局とのインタビューで「事前にどれだけの写真を見ていても、直接(被害を)目にすると反応は変わる。大統領もそうだった」と話した。同幹部によると、大統領は「メディアが去った後もずっと復興を支援し続ける」と約束したという。
竜巻では24人が死亡、375人以上が負傷し、住宅1万2000棟が損壊した。小学校2校の校舎が全壊するなど、公立学校の被害額だけで4500万ドル(約45億円)に上り、保険金の支払総額は20億ドルを超えると推定される。