全米スペリング大会、13歳の少年が優勝 「Knaidel」で
(CNN) 子どもらが英単語のつづりの正確さを競う大会「スクリップス・ナショナル・スペリング・ビー」の決勝が30日、米国メリーランド州で行われ、ニューヨーク州ベイサイド・ヒルズ在住のアービンド・マハンカリ君(13)が、ゲルマン語源のイディッシュ語で団子の一種を意味する「Knaidel」という単語を正確につづって優勝した。
将来、物理学者を目指すマハンカリ君は「これで気分よく(英単語の勉強から)引退できる」と述べ、「今年の夏は、恐らく1日中物理を勉強する」と感想を述べた。
今大会の予選には1100万人が参加。予選を勝ち抜いた281人が今週、メリーランド州オクソン・ヒルで行われた全米大会に駒を進め、11人が決勝に残った。
マハンカリ君はこの大会で、一昨年、昨年と2年連続で3位に入賞したが、いずれもゲルマン語源の単語のつづりを誤り敗退していた。
マハンカリ君は、最後の単語を聞いた時の感想を聞かれ、「これまで苦しめられてきたドイツ語が、恵みに変わったと感じた」と答えた。
優勝したマハンカリ君には、賞金3万2500ドル(約325万円)、貯蓄債券、トロフィー、参考図書が贈られる。