駅の手前で列車立ち往生、乗客261人が13時間缶詰め 米
(CNN) 米ニューヨーク発マイアミ行きの長距離列車「アムトラック」でトラブルが発生し、乗客が13時間以上も車内に缶詰めになった。列車は予定より半日遅れて8日朝、ようやく駅に到着した。
アムトラックによると、列車は261人の乗客を乗せて7日午前11時過ぎにニューヨーク市を出発し、同日午後5時過ぎにバージニア州リッチモンドに着くはずだった。
ところが午後5時半ごろに食堂車の車軸でトラブルが発生し、リッチモンドの駅の手前約3キロの地点で停車。食堂車を動かすことも切り離すこともできないまま立ち往生した。
同社広報によれば、現場が駅と駅の間だったことから、乗客を降ろしたり、振り替え輸送を手配するのは安全ではないと判断したという。
列車は日付が変わった8日午前3時45分ごろになって超徐行運転を再開し、同6時半ごろ、予定より13時間以上遅れて駅に到着した。この間、乗客たちは車内を自由に動き回ったり、飲食したり、トイレを使うこともできていたといい、空調も作動していたという。
同社はこのトラブルに巻き込まれた乗客に、運賃払い戻しなどの案内を行っている。