米高額宝くじを16人で共同購入 当選で1人3.4億円
(CNN) 7日に行われた米高額宝くじ「パワーボール」の抽選で、1等賞金4億4800万ドル(約430億円)の一部を獲得した16人のグループの1人という米ニュージャージー州リトル・エッグ・ハーバー在住の女性が12日までに名乗り出た。グループの1人あたりの当選金額は約350万ドル(約3億4000万円)になる見通し。
スーザン・ニシェルさんは、勤務先の自動車整備工場の同僚らと資金を出し合って宝くじを購入したという。工場には60人の従業員がいるが、宝くじの共同購入に参加したのは16人だった。
7日の抽選の当選券は3枚で、8日にミネソタ州在住の電気技師がそのうちの1枚を持っていると名乗り出た。残る2枚は、ニュージャージー州で販売されたという。そのうち1枚はニシェルさんのグループが購入したが、もう1人の当選者はまだ名乗り出ていない。
当選者は30年かけて1億4940万ドルを分割して受け取るか、現金一括で8600万ドルを受け取るか選択できる。
ニシェルさんのグループは一括して受け取る見通しで、8600万ドルから税金が引かれ、さらに16人で平等に分けると、1人当たりの獲得額は約350万ドル(約3億4000万円)になるという。
米国の宝くじ史上最高の当選金額は、米国のもう1つの高額宝くじ「メガミリオン」で昨年3月に記録した6億5600万ドル。この時は3人の当選者に賞金が分配された。
パワーボールは、全米43州、コロンビア特別区、米領バージン諸島で運営され、1口2ドルで販売されている。