米LA空港乱射事件 警察が容疑者宅を訪問も間に合わず
同容疑者はこの時点で、ニュージャージー州の家族にメッセージを送っていた。自殺をほのめかすような内容だったため、父親が警察に通報したという。
同州の警察からロサンゼルス市警に連絡が入り、約6分後の午前10時12分には警官らが容疑者のアパートに到着したとされるが、事件は9時20分ごろに発生していた。
シアンシア容疑者はTSA職員(39)を至近距離から撃った後、上りエスカレーターに乗って去りかけたが、職員が身動きしたのを見て戻り、再び発砲して殺害したとされる。
さらに職員2人が撃たれて負傷、病院で手当てを受けて帰宅した。イリノイ州出身の旅行者(29)が脚を撃たれたが、経過は良好だという。
ホルダー長官は事件を受け、空港の警備態勢を見直すと表明した。
ロサンゼルス国際空港では2日にかけて発着便のキャンセルや遅れが相次ぎ、計17万人以上の旅行者が影響を受けた。