イラン、核問題解決に「今度は本気」 米政府高官
ジュネーブ(CNN) イランの核兵器開発疑惑に関する国連安全保障理事会5カ国にドイツを加えたイランとの協議が7日から始まる中で、米政府高官は6日、イランは迅速な解決策の成立に従来にはない意欲を示しているとの見方を示した。
米国などが核問題の解決で時間稼ぎとは判断出来ないイランの熱意を目にするのは初めてともしている。欧米諸国が打ち出す経済制裁が国内経済を疲弊させる効果を挙げ、制裁緩和が喫緊の課題となっている国内事情の反映とも見ている。制裁ではイランの基幹産業である原油輸出とその金融決済なども狙い撃ちにしている。
ジュネーブ協議は7、8両日に予定されている。
ジュネーブに滞在中の同高官は協議で妥協案が今週末まで成立する見通しについては確言を避けたが、妥協案の第1段階の輪郭が浮上する可能性はあると指摘。