自殺した容疑者の身元公表、重体1人 米コロラドの銃乱射
コロラド州センテニアル(CNN) 米コロラド州デンバー近郊のアラパホー高校で起きた銃乱射事件で、捜査当局は15日までに、自殺した容疑者の身元を公表した。15歳の女子生徒1人が撃たれて重体となっている。
地元の郡保安官が記者団に語ったところによると、自殺したのはカール・ハーバーソン・ピアソン容疑者(18)。同校の教師1人に対して恨みを持ち、報復を図ったとみられる。
負傷者は当初2人と発表されたが実際は女子生徒1人で、もう1人についていた血液はこの生徒のものだったという。
現場からは散弾銃1丁のほかに火炎瓶2本が発見され、1本は爆発、もう1本は処理された。捜査チームは校内の防犯カメラに記録された映像や容疑者の車、自宅などを調べている。
高校に入学した時から同容疑者を知っているという男子生徒はCNNとのインタビューで、「学校を銃撃するようなタイプではなかった。とても控えめで堅実で、だれかに嫌われていた心当たりもない」と話した。