米保安官、半旗の大統領令を拒否 マンデラ氏の追悼巡り

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米保安官、半旗の大統領令を拒否

(CNN) 米南部サウスカロライナ州の保安官事務所で南アフリカのマンデラ元大統領が今月5日に死去したことに伴い、米国旗の半旗を命じた米大統領令を保安官が拒否する異変がこのほどあった。

CNN系列局WHNSによると、大統領令に抵抗したのはピケンズ郡のリック・クラーク保安官。個人的な意見としながら、国旗の半旗は自国のために犠牲となった米国民だけに捧げられるべき措置だと主張している。

その上で、半旗は米国内ではなく、南アの米大使館が実行すべきだと述べていた。

クラーク氏が所属する保安官事務所の報道担当者は同氏は法に違反したわけではなく、処罰の対象にはならないと説明した。米国旗の運用規定によると、半旗の指示はあくまで指針の扱いであり、違反行為に対する処罰付与は盛り込まれていない。

オバマ大統領はマンデラ氏死去に当たり、9日日没までの半旗を命じた。クラーク保安官によると、ピケンズ郡の保安官事務所は週末には殉職した治安機関要員や真珠湾攻撃の回想の日のために半旗を捧げたものの、8日には元通りにしたという。

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