バレンタインで米国への生花輸入急増、税関は大忙し

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バレンタインデーを前に、大量の花が税関に押し寄せているという

バレンタインデーを前に、大量の花が税関に押し寄せているという

カリフォルニア州オタイメサ(CNN)  14日のバレンタインデーを前に、今年も中南米諸国から米国に入ってくるバラなどの生花の輸入量が急増している。メキシコと国境を接するカリフォルニア州オタイメサの税関では、職員が検疫作業に忙殺される日々が続く。

同税関にとって、バレンタインと母の日のシーズンは年に2回の超繁忙期。バレンタインデーまでの6週間の間に同税関を通過する切り花は計1900万本を超す見通しで、税関国境警備局の職員が香りをかいだり触れたりして検疫作業を行っている。

オタイメサ税関のバレンタインの切り花の処理量は、全米の税関の中で第3位、害虫の発見数では第6位。一方、コロンビアやエクアドル、メキシコなどからの輸入が集まるマイアミ税関が処理量1位で、昨年のこの季節に処理した切り花は、7億3820万本に上る。

全税関を合わせると、昨年バレンタインの花の中から見つかった害虫は1715匹だった。花の病気や害虫が見過ごされてもし米国に入り込めば、農業や生花業が大きな打撃を被る恐れもある。

花を積んだトラックは国境で待機して、もし害虫などが見つかった場合、燻煙殺虫のためメキシコまで戻らなければならない。時には積み荷をすべて処分しなければならないこともあり、「その場合はお金と時間が無駄になる」と運転手の1人はこぼしていた。

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