オバマ米大統領、4カ国歴訪 「アジア重視」強調へ
ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は18日の会見で「歴訪は同盟関係とパートナーシップを固め、現代化する機会になる」と述べ、「不安定な安全保障環境のなかで同盟国との関係は強まっている」との認識を示した。
オバマ大統領がウクライナへの軍事介入を明確に否定していることから、中国との間に領土問題を抱えるアジア諸国が「自分も見捨てられるのでは」と不安を感じているとの見方もある。
これに対して元NSCアジア担当上級部長のジェフリー・ベーダ―氏は、「日本や台湾が神経質になっているという認識は根本的に間違っている。日米安保条約には50年以上の歴史があり、その強固さは北大西洋条約機構(NATO)に匹敵する」と述べた。
韓国とマレーシアはそれぞれ旅客船沈没と航空機失踪という緊急事態に直面している。オバマ大統領はソウル訪問に際し、沈没事故の犠牲者の遺族らに弔意を伝える見通しだ。