米加州銃乱射 犠牲者の父が銃規制を主張、容疑者の手記発見
ロジャー容疑者は、この日の犯行を何か月も前から計画していたとされる。インターネットの動画共有サイト「ユーチューブ」に先月、犯行予告とみられるビデオを投稿し、これを見た家族からの通報で、警官が同容疑者のアパートを訪問していた。
同容疑者は当時、落ち着いた様子で「誤解だ」「人付き合いで悩んでいる」と説明し、警官は身柄拘束の必要なしと判断したという。
容疑者は書き残した手記の中で、この時「一瞬、すべてが終わったかと思った」と振り返っている。問題のビデオをいったん取り下げ、犯行当日に「最後の1本」と称するビデオを投稿していた。
「私のねじれた世界」と題した137ページの手記には、身長が低いことや両親が離婚したこと、女性とうまく付き合えないことを嘆く言葉が並ぶ。自ら「報復の日」を決め、手に入れることのできない対象をすべて「全力で破壊する」と書いていた。
ロジャー容疑者が死亡した後、車内から見つかったけん銃3丁は、過去1年の間に別々の都市で合法的に購入されていた。車内には未使用の弾丸も400発以上残っていた。
地元捜査当局は、「容疑者が精神的な問題を抱えていたことは明らか」と話す。一方、捜査の状況に詳しい当局者がCNNに語ったところによると、銃を買う際の身元調査で問題が指摘された形跡はないという。