援軍が誤爆か、米兵など6人死亡 アフガン
カブール(CNN) アフガニスタン南部ザブール州で反政府武装勢力タリバーンの掃討作戦を展開していた部隊が、援軍として要請した国際支援部隊のジェット機に誤爆され、米兵5人とアフガニスタン兵1人が死亡した。地元当局者が10日に明らかにした。
地元警察によると、現地時間の9日午後9時ごろ、米軍などの部隊が共同軍事作戦を完了したところを、タリバーンのロケット弾に砲撃された。このため空からの応援を要請したところ、誤って味方の部隊が空爆されたという。
北大西洋条約機構(NATO)によれば、国際支援部隊はアフガニスタン大統領選の決選投票を14日に控え、治安対策を強化していた。
米国防総省のカービー報道官は、「援軍の空爆が原因だったと疑う理由がある」と述べ、事実関係を調べていることを明らかにした。米軍関係者も、敵の部隊との交戦で死傷者が出たことを確認し、援軍が絡んでいる可能性もあると述べた。
2001年10月のアフガニスタン戦争開戦以来、これまでに2323人の米国人が死亡した。今回の犠牲者を含めると2328人になる。