米オレゴンの高校で発砲、生徒1人と容疑者が死亡
(CNN) 米オレゴン州ポートランド東郊トラウトデールの高校で10日午前8時ごろ発砲事件が発生し、生徒1人が死亡、教師1人が負傷した。複数の捜査当局者によると、容疑者もこの学校の生徒で、発砲後に自殺したとみられる。
負傷した教師はその場で手当てを受けた。命に別条はないという。
地元警察責任者は10日昼の記者会見で、容疑者の身元は未確認のため、発表できる段階にないと述べた。
容疑者はライフル銃1丁を使ったとみられる。現場には特別起動捜査隊が出動した。地元教育当局は声明で、「迅速かつ適切な対応がなければさらに大きな悲劇になっていただろう」と述べた。
オレゴン州警察は約1時間後、「地域の安全は確保された」として事態収拾を宣言した。
オバマ米大統領はワシントンで銃暴力について問われ、「わが国の銃暴力は度を越えている。地球上でこのような状況に甘んじている先進国はほかにない」と強調。米国は銃乱射事件が日常茶飯事となっているにもかかわらず、銃規制法が議会を通過しない現状を恥じるべきだと述べた。
大統領はまた、多くの議員が銃ロビー団体「全米ライフル協会(NRA)」を恐れていると述べ、世論が変化を求めなければ何も変わらないと指摘した。