西アフリカから帰国の米男性 エボラは陰性
(CNN) エボラ出血熱の死者が900人を超えるなか、西アフリカに渡航後に高熱などの症状が出て米ニューヨークの病院に入院していた男性は検査の結果、エボラウイルスに感染していないことが7日までに確認された。米国ではリベリアで感染した2人がアトランタの病院で治療を受けている。
米国で治療を受けている2人は、治験も済んでいない実験段階の未承認薬「ZMapp」を投与された。医師団は、効果について結論を出すのはまだ時期尚早だと述べ、米疾病対策センター(CDC)も、西アフリカの患者にこの薬品を提供できる可能性は低いとの見通しを示した。
オバマ大統領はワシントンで開かれた米アフリカ首脳会議で6日、ZMappの供給拡大に踏み切るかどうかについて、「この薬品が助けになるかどうかについて、まだ十分な情報がそろっていない」と慎重な姿勢を示した。