オバマ大統領、民主・共和からの支持率に大きな差
ワシントン(CNN) オバマ米大統領は米近代史上、民主・共和両党からの支持率の差が最も大きな大統領の一人であることが、米世論調査会社ギャラップの最新の分析で明らかになった。
ギャラップが6日に発表した報告によると、オバマ氏の在任6年目の今年、民主党支持者からの支持率が平均で79%だったのに対し、共和党支持者からの支持率はわずか9%だった。この70パーセントポイントという支持率の差は、過去60年で5位タイの大きさだ。
オバマ大統領の支持率は、米国の景気回復を背景に、ここ数カ月間やや上向きつつある。しかし、オバマ氏は、近代の米大統領の中で、在任期間中の民主・共和両党からの支持率の差が最も大きい大統領の1人だ。1953年以降の支持率の差のランキングで、オバマ氏が在任した過去6年のいずれの年もトップ10にランクインしている。ちなみに、残りの4つはジョージ・W・ブッシュ前大統領が在任期間中に記録したものだ。
そして大統領選が近付くにつれ、両党からの支持率の差はさらに拡大しつつある。
オバマ氏の6年の在任期間中、両党からの支持率の差が最も大きかったのは4年目で、民主党からの支持が86%だったのに対し、共和党からの支持は平均でわずか10%だった。ブッシュ氏の場合も両党からの支持率が最も大きかった年は、再選をかけた大統領選の年だった。