ローマ法王が米議会で初の演説へ 9月に訪米
ワシントン(CNN) 米下院のベイナー下院議長は5日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が9月24日に上下両院合同会議で演説すると発表した。
ベイナー議長は昨年3月、法王が就任1周年を迎えたのを受けて招待したい意向を示していた。ローマ法王が同会議で演説するのはこれが初めて。
自らもカトリックの信仰をもつことで知られるベイナー議長は「おそれ多くも法王様に招待を受けていただき、アメリカ国民に代わってそのメッセージを頂くことを楽しみにしている」と述べた。
訪米の詳細な日程などは明らかになっていないが、法王は9月下旬にフィラデルフィアで開催されるカトリック教会の「世界家族会議」に出席するとみられる。昨年11月に法王は、訪米中にニューヨークを訪れる予定だとも述べている。
ベイナー議長は先ごろ、イスラエルのネタニヤフ首相を同様に議会に招いたが、ホワイトハウスとの事前の調整をしなかったことで議論を呼んだ。
今回は事前調整はあったのかと問われ、ホワイトハウスのアーネスト報道官はこう答えた。
「大統領とホワイトハウスのチームは以前からフランシスコ法王の訪米を楽しみにしていた。それは大統領がバチカン訪問の際に初めて法王と会い、訪米を歓迎したいと伝えたときからの話だ」