米国人の金銭ストレス、9割が「軽減せず」
(CNNMoney) 学生ローンの返済から増大する医療費まで――。米国の経済が改善する一方で、国民の多くは依然として金銭問題のストレスを抱えていることが、米心理学会(APA)の調査で明らかになった。
APAは毎年、「米国のストレス」と題した報告書を出している。このほど発表された最新の報告書によると、金銭面のストレスが「昨年と変わらない」または「昨年より悪化した」と感じている米国人は全体の90%近くに上っている。
「最近1カ月の間に金銭的ストレスを感じたことがある」と答えた人は4分の3近く、「金銭的ストレスを常に感じている」または「ほとんど常に感じている」と答えた人は4分の1以上を占めた。
特に、低所得層や18歳未満の子どもを育てている親たち、1980~90年代生まれの「ミレニアル世代」や60~70年代生まれの「X世代」が強い金銭的ストレスを感じているという。