米NY郊外の列車事故、死者7人に 車に衝突し炎上
(CNN) 米ニューヨーク州バルハラ近郊の踏切で3日午後7時(日本時間4日午前9時)ごろ、通勤列車と乗用車が衝突し、少なくとも7人が死亡、12人が負傷した。
現場はニューヨーク市のマンハッタンから北へ約40キロ離れたメトロノース鉄道ハーレム線の踏切。死者のうち6人は列車の先頭車両に乗っていた乗客、もう1人は乗用車を運転していた女性だった。
同鉄道職員によると、女性が運転していた車が線路上で立ち往生した。女性は原因を調べようといったん下車し、再び乗り込んで脱出しようとしていたとみられる。
衝突で車は約120メートル先まで突き飛ばされ、列車の先頭車両が炎上した。
列車はマンハッタンのグランド・セントラル駅を午後5時44分に出発して北へ向かっていた。現場からの写真や映像は、列車の窓から炎と煙が漏れる様子を伝えている。
列車は職場から帰宅する乗客ら約650人で満員だった。後方に乗っていた男性によると、列車内のスピーカーからは停車後しばらくして「車に衝突した」との知らせが流れたものの、避難などの指示はなかった。乗客らは火災に気付き、非常ドアを開けたり窓を割ったりして自主的に脱出したという。