高校職員が生徒に発砲し逮捕 米ボストン

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(CNN) 米当局は7日までに、ボストンの公立高校の職員が17歳の生徒の頭を銃で撃ったとして逮捕・訴追した。負傷した生徒は回復に向かう見通し。

ニューヨーク州サフォーク郡のデービッド・ブラッドリー検事補によると、ショーン・ハリソン容疑者(55)は、公立高校で生徒をサポートする「学生部長」として勤務するかたわら、マリフアナ(乾燥大麻)販売会社を経営していたという。被害者の17歳の生徒は、ハリソン容疑者に雇われ、マリフアナを販売していた。

生徒は警察の事情聴取で、ハリソン容疑者を「牧師」と呼び、同容疑者から定期的に指導を受けていたと語った。

ブラッドリー氏によると、ハリソン容疑者と少年は3日夕方、ハリソン容疑者の自宅を出て、通りを歩いている最中に口論になった。そしてハリソン容疑者は「銃を取り出し、少年の後頭部に向け、発砲した」という。監視カメラが事件の様子を捕えていたが、警察は映像を公開していない。少年は右耳の後ろを撃たれたが、容体は回復に向かう見通し。

ハリソン容疑者は犯行を否認している。

ハリソン容疑者は2010年から、ボストン・パブリック・スクールズ(BPS)に勤務し、さまざまな職務に就いてきた。BPSのデニス・スナイダー代表によると、ハリソン容疑者は今年1月5日から同高校に勤務し、「学生部長」として住む家のない生徒のために家探しをするなど、生徒のサポートを行っていたという。BPSは事件後、ハリソン容疑者を解雇した。

ハリソン容疑者が2012年まで10年間通っていた教会の牧師によると、ハリソン容疑者は同教会に来た時、すでにバプテスト教会の牧師だったという。ハリソン容疑者は、教会の礼拝にはよく1人で参加していたが、誰とでも仲良くなり、非行少年の面倒をよく見ていたとし、「(事件を知って)言葉にできないくらい驚いた」と語った。

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