米共和党ルビオ氏、大統領選への立候補を表明

世論調査での支持率は今のところ、ブッシュ氏やウォーカー氏、クルーズ氏がルビオ氏を上回っている。

一方、民主党からは１２日、ヒラリー・クリントン前国務長官が立候補を発表した。ルビオ氏は出馬演説の中で、「昨日の指導者が昨日から選挙運動を始め、我々を昨日へ連れ戻すと約束している。だが昨日はもう終わった。我々が後戻りすることは決してない」と述べ、早速クリントン陣営との対決姿勢を打ち出した。

ルビオ氏の演説のうまさは、支持者らの間で定評がある。同氏は２０１０年、保守派の草の根運動「ティーパーティー」の支持を受けて上院議員に当選したが、１３年に移民法改正へ向けた超党派の取り組みを主導したことで保守派から非難され、支持率が急落した。

一方、オバマ政権の対キューバ協調姿勢に対しては「キューバ政権の抑圧的な性質は今も変わらない」と強く抗議するなど、「共和党候補随一の外交通」を自認している。