モスク前でムハンマド風刺画の展示集会、一触即発 米
イスラム教徒の多くはムハンマドの描写を宗教の冒とくと捉え、イスラム法上の禁止行為とみている。この点、集会の主催者は風刺画コンテストを「愚かしくばかげている」としながらも、「イスラム教の真の姿を暴くためには必要なことだ」と述べた。
元海兵隊員であるこの主催者はイスラム教を侮蔑する言葉が書かれたTシャツを着用。一方、集会の反対者は「なんじの隣人を愛せよ」と書かれたシャツを着て応戦した。
地元のイスラム教徒の指導者らは、こうした抗議に屈しない姿勢を強調。そのうち一人は記者会見で、「米国におけるイスラム教徒のコミュニティーはこの国で生活しているのであり、思ったことを話し好きなように礼拝する権利についてもよく心得ている」と話した。
ホワイトハウスのアーネスト報道官は集会を巡る対立について、表現が挑発的であったとしてもそれを理由に暴力行為をしてはならないとする声明を発表した。