NY脱獄 当初計画はメキシコへ逃亡
ニューヨーク州マローン(CNN) 米ニューヨーク州の刑務所から受刑者2人が脱獄した事件で、脱獄した2人は当初、メキシコに逃亡する計画を立てていたことが分かった。ニューヨーク州のクオモ知事が29日、ラジオ番組で明らかにした。受刑者2人のうちリチャード・マット受刑者(49)は逃亡中に射殺され、もう1人のデービッド・スウェット受刑者(35)はカナダ国境近くで身柄を拘束された。
2人はニューヨーク州のクリントン刑務所を脱獄する際、同刑務所の職員ジョイス・ミッチェル容疑者による手助けを受けたとされている。
クオモ知事によれば、受刑者2人はミッチェル容疑者の夫を殺害し、車を入手して、メキシコに逃亡することを計画していた。
しかし、脱獄の際、ミッチェル容疑者が現れなかったため、計画を変更し北へ逃走することにしたという。
スウェット受刑者によれば、2人は5日前まで一緒にいたという。スウェット受刑者はマット受刑者のせいでペースが落ちたために、その後は1人で行動することにしたという。
スウェット受刑者は拘束の際に胴体を撃たれており、重体で病院に入院している。