映画館で銃乱射の被告に有罪評決 米コロラド州
米コロラド州センテニアル(CNN) 米コロラド州の映画館で2012年7月に起きた銃乱射事件で殺人などの罪に問われたジェームズ・ホームズ被告(27)に対し、コロラド州の陪審は16日、有罪評決を言い渡した。
この事件では12人が死亡し、70人が負傷。ホームズ被告は殺人や殺人未遂、爆発物所持などの罪で起訴され、陪審評決ではいずれの罪状についても有罪を言い渡した。
ホームズ被告は有罪評決を言い渡されても何の反応も示さず、被告人席に立ってポケットに両手を突っ込んだままだった。
裁判では弁護側が精神疾患を理由に無罪を主張したのに対し、検察側は同被告には責任能力があったと反論していた。
22日からは約1カ月かけて量刑言い渡しの段階に入る。検察側は2013年の時点で死刑を求刑する意向を示している。
ホームズ被告は2012年7月19日、事前に購入していた入場券で観客として映画館に入り、自分はヘルメットや防毒マスクを着けた上で上映中に催涙ガスを爆発させて銃を乱射。通報を受けて警察が駆けつけるまで乱射を続け、12人が命を落とした。