刑務所に麻薬届けるドローン、受刑者乱闘 米オハイオ州
(CNN) 米オハイオ州の刑務所上空に小型無人機(ドローン)が飛来して、麻薬などが入った小包を落としていく騒ぎがあった。
州当局の調べによると、同州のマンスフィールド刑務所で先週、北側の中庭に集まっていた受刑者75人の間で乱闘が発生。防犯カメラの映像を調べたところ、乱闘の原因は、ドローンが上空から落としていった小包みあることが分かった。
中に入っていたのはたばこ144.5グラム、マリフアナ65.4グラム、ヘロイン6.6グラム。小包はその後、フェンス越しに南側に投げ込まれた。
刑務所は催涙スプレーを使って騒ぎを鎮め、受刑者には全裸の身体検査を受けさせてから監房へ戻ることを許可。9人については独房に入らせた。
南側に投げ込まれた小包は、後に機械室から見つかった。
広報によれば、同刑務所で小型無人機が絡む騒ぎが起きたのは今回が初めてではないという。刑務所では、今後も何者かがドローンを使って麻薬などを受刑者に届けようとする可能性があると見て警戒を強めている。